そーなんす【プロローグ】 [走行記]
3連休です。
土曜日は、買い物をしてくると家族に言い残して出走。行き先はここ。買い物は、スペアリブ。
これが土曜日のミッションだった。
荒サイを下り、扇橋から都心へ向かう。
しかし、暑い。いや、熱い。路面からの熱気もハンパじゃない。
明治通りを池袋を抜け、新宿三丁目を抜け、代々木まで来たところで、ふと考える。
「この暑い中走って、背中に熱いスペアリブを背負って帰るなんて、こりゃ自殺行為だぞ。」
「それに通販でも買えるじゃないか...。」
「買って帰ったところで、かんかん照りの陽射しを浴びたリュックの中で傷んでしまったかも知れないお肉を家族に食べさせるのは家長として如何なものか。」
ふむ。完璧な論理だ。
すたこらコンビニに駆け込んでアイスを食らい、とんぼ返りする。
お土産を買っていないことで、心に吹き込む隙間風。
そのせいか、暑さは先ほどでもない。
あの決断の時点での論理は完璧なのだ。そう言い聞かせて追い風に乗って家路へ急ぐ。
隙間風は止まらない。
気が付けば、自転車やさんの中でホイールを眺めている私。
そこには何の偶然か、お買い物を迷っておられる仲睦まじいご夫婦が居た。
「買えばいいじゃない?」優しいご主人の言葉。
うむむ...何と素晴らしいご主人...。
手ぶらの私に隙間風吹きすさぶところで、帰宅。
帰宅後、家族に完璧な論理を語ると、「え゛~?」。
そして私は熱帯夜にも関わらず、心は隙間風に凍えて眠るのだった。
2010-07-19 01:16
コメント(2)
そーなんでしたか。
そんな貴重なお時間を私どもの気まぐれなショッピング(?!)にお付き合いさせてしまって、申し訳ありませんでした。
でも、私どもとしましてはshinnsukeさんにアドバイスをいただいてとても感謝しています。ありがとうございます。
by maa3 (2010-07-19 17:55)
maa3さま、
しかしサイズが合ってましたね~。
イタリアの風になって荒川を疾走されるお姿が目に浮かびました。
by shinsuke (2010-07-20 01:01)